暗記に最適な時間帯とは?
TOEIC、英語、英会話の勉強は、一朝一夕で結果が出るものではありません。
語学なので、それなりに暗記に対する努力は必要です。
ただ、毎日なんとなく努力をするのと、
効果的に努力をするのは、どちらが良いのかっていうと?
もちろん後者なワケです。
無駄な努力にならないように、
1の努力を、2や3に増やす裏ワザを紹介します。
24時間ある1日の内、
暗記に最も適した時間帯に、学習する事によって、
結果が大きく変わるとしたらどうでしょう?
気になりますよね?
その時間帯とは…
ずばり、
朝8時から9時です。
いや、これちゃんと調べたんやで(笑)
暗記は朝食後1時間から2時間
単語の暗記には
食後1時間から2時間の間が最適です。
これには色んな理由があるので、ちょっと読んでね。
食事と脳の活動
食事と脳の活動は密接で、
脳にとって唯一のエネルギー源であるブドウ糖は頭を使うときには必須です。
つまり空腹時より、ブドウ糖を含む炭水化物を摂取した後が一番良いわけです。
また、食後に胃が活発に動くことで
脳が冴え脳が暗記に適した状態になります。
炭水化物を多く含む食品は、白ごはん・麺類・パン類・バナナ・イモ類です。日本人なら食事でどれか1つは口にするので、心配無用。
夕食後より朝食後が良い理由
では、なぜ夕食後ではなくて朝食後が1番なのか?
これは
脳科学的に朝4時から10時の間が記憶に適していること。が
大きな理由ですが、他の観点からも朝食後をおすすめします。
朝は疲労も無く、頭もすっきりしていること。
毎日、自分次第で時間を取れる。
(暗記は「毎日」「同じリズム」で行う事が大事です。)
睡眠が記憶を整理するんじゃないの?
一説では、暗記には深夜、睡眠の前が一番と言われていますが、
英単語の暗記には適しません。歴史の暗記とかなら良いと思います。
夜は疲労もありますし、
そもそも社会人なら夜にも残業や予定が入り「毎日」「同じリズム」で行えない。
さらにもう少し踏み込んで話すと、
歴史のテストの様に
「あ~、え~っと、、、794年やっけ?…」って思い出している時間なんか、
英会話の中にはありません。
ここでキーワードになるのが、記憶の定着レベルの話。
記憶の定着レベルって?
まず暗記・記憶の定着には段階があるということを知りましょう。
- 知らない。
- 単語を見たことはあるが、意味が思い出せない。
- 意味を思い出すのに、しばらく時間がかかる。
- すぐ意味がわかる。
- 英語と日本語が同時に頭に入ってくる。
の5段階です。
単語を覚える作業(例えば単語カードだとか、赤い下敷きとか)は勉強方法のスタイルから、
暗記レベル3までしか上がりません。
これを、シャドーイングや、実際の会話、映画や読書で単語を見て、
「あ!この単語知ってる!」を繰り返すことで、記憶と記憶の関連付けが始まり、
4,5と記憶の定着レベルは上がっていくものです。
僕はこれを「記憶を定着させる作業」と呼んでます。
つまり、睡眠前の暗記では、
暗記レベル3が限界です。
睡眠の為に、定着させる作業が行えないのが理由です。
先述の通り、歴史などの暗記では暗記レベル3程度でも問題は無いのですが、
英会話で単語を使うには暗記レベル5にまで達してなければ、実用できず、TOEICテストにおいても無意味です。
暗記・記憶レベルをあげる方法
では、どの様にして暗記・記憶レベルを3,4,5と上げていくのか。
食後1時間から2時間にあたる、
8時から9時の、脳がスッキリし、記憶に最適な時間帯で暗記レベルを3まで一気に上げ、日中にさらに定着させます。
朝に英単語に意識を集中させることによって、日中にも、無意識に単語を思い出し、定着が進んでいるってことでもあります。
更に暗記を定着させるには、帰りの電車内で5分程度単語を見直せば、
単語の暗記レベルはどんどん上がります。
まとめ
朝8時から9時が難しい場合は、都合に合わせてちょっと早起きするなりして下さい。楽して英語は学べません!w
ざっくりまとめていますが、「エビングハウスの忘却曲線」っていう記憶と時間の関連を示すデータとも噛み合った内容だと思います。
それと、この記憶の定着レベル3と5の違いが
「学生時代に詰め込んだ英単語が英会話で使えない理由」や、
「海外留学が語学に良い理由」だと思いませんか?
単語の暗記にはコレ使って下さい。
他のページもあるんやで。
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